今年の大学入試で、現役で難関大学に合格された14名の卒業生に来校していただき、文系・理系に分かれて会議室に集まった約80名の在校生に向けて、普段の学習や受験体験について大いに語ってもらいました。
- Q1.志望大学はいつ決めましたか?
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(A君)高I のときに京大農学部に通っていた先輩の影響を受けました。高IIIの春まで工学部との迷いがあったが、夏には農学部に決めました。
(B君)中3のときに理系の航空機産業に行きたいと思いました。学科が決まっていたので、そこから大学を決めました。
(D君)家からも近いので最初から阪大と考えていました。何かを発見したいので理学部にしました。
- Q2.受験勉強はいつごろから始めましたか?
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(A君)受験勉強をあまり意識せずに高II の2学期まできました。それまでは、定期試験の勉強ばかりしていました。高IIIになって、英単語を本格的に覚えました。高IIIの秋くらいから、大学の過去問を解きました。
(B君)学校まかせで、定期試験の勉強をしていました。英単語は高IIの初めから覚え始めました。高IIIの夏から、大学の過去問を解きました。
(D君)クラブをやっていたので、高IIIの6月から受験勉強をスタートしました。
- Q3.高I・高IIでの学習について
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(A君)数学は苦手でした。中1で数学に対する意欲がなくなり、そのまま中3まで過ごしたので、数学IAの大切な所をぼーっと聞いてしまいました。高IIから数学をがんばりました。やはり授業をしっかり聞いておくのが一番いい方法です。塾に行ったことはないですが、わからない所は友達や先生に聞きました。数学のチャート式の重要例題をじっくり自力で解きました。英語は単語も文法も大事です。ネクストステージをよく使いました。理科は重要問題集をよく使いました。いい問題集です。公式を丸暗記するのではなく、内容を理解することが大切です。化学は覚えることが多いです。資料集は役に立ちました。地理が好きだったので、勉強に疲れたら地理を勉強していました。国語は古典文法、敬語を攻略すると読みやすいです。それができてから単語を覚えました。
(B君)数学は計算ミスが多かったので、学校で与えられた問題集を5、6回やりました。問題を数多く解くといいです。英語は友達の勉強法を真似して伸ばしました。結果が出るのが遅いですが、地道にやりました。
(F君)定期試験をがんばることです。限界まで挑戦しましょう。
(G君)この時期の学習は、本格的な受験勉強の基礎となります。学校で出される宿題については、完璧に理解できるまで、教科書を見たり、教科担当の先生に質問をしましょう。「分からないまま放置しない」という姿勢が大切です。
(H君)英単語や英熟語はこの時期にしっかりと定着させておく必要があります。高IIIになると、実践的な学習としてどんどん長文を読まなければいけません。そんな時期に単語帳を使って単語を覚えているようでは、全く得点に結びつきません。
(I君)身近にライバルがいると、大いにがんばれるようです。合計点数や教科ごとなど、いろいろな視点で競争し、互いに切磋琢磨してください。ライバルがいないと、「もう充分がんばった」と、自己満足に陥ることもあるようです。
(J君)高IIまでに、いろいろな勉強方法を試してみましょう。テスト対策を始める時期、テストの復習の方法、英単語の覚え方など、自分なりに工夫し、効果のあったものを継続して採用する。その結果、高IIIでの勉強方法に迷いがなくなります。
- Q4.勉強法で、後輩諸君の参考となること
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(G君)自分で学習した内容を、友達や家族に口頭で説明することで、頭の中の整理ができ、理解に役立ちました。特に後期小論文や社会の論述試験では、自分の考えたことを文章を通じて他人に分かってもらわなければいけないので、うまく伝えるための良い訓練になりました。
(H君)模試や定期試験で間違った問題を教科ごとにノートにまとめ、「まちがい一元化ノート」と命名し、活用しました。このノートを見れば、まだマスターできていない分野や、自分の間違える傾向を知ることができ、非常に有効な教材となりました。
(I君)机に向かう時間は、問題を解いたり、考えたりする時間として使いましょう。単語を覚えたりするのは、空き時間や通学時間でも充分できることです。電車の中で集中できるという人は、あえて普通列車に乗って、時間をかけて通学するのもおすすめです。
- Q5.1日の勉強スケジュール・息抜きの方法など
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(B君)平日は18:30~23:30までの5時間勉強しました。休日は6:30~12:30、13:00~19:00までの12時間勉強しました。毎日全教科勉強しました。1日15時間勉強すると体を壊したので、やりすぎはいけないと感じました。塾は行かずに頑張りました。センター試験後は1日の勉強時間を8時間にしました。息抜きは音楽、散歩、読書などです。
(C君)することを決めたら、それが終わるまで絶対にやめませんでした。睡眠はしっかりとった方がいいです。夜12時に寝て、朝6時に起きていました。
(E君)平日は塾の自習室を利用して3~4時間勉強しました。遊ぶときは、しっかり遊びました。
(F君)スケジュールを立てましたが、その通りにはいきませんでした。1日に何時間勉強したかを記録しておくといいです。家では勉強できなかったので、塾の自習室を利用しました。睡眠は8時間とりました。寝ないと頭が働きません。
- Q6.模試の受け方について
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(G君)高Ⅲ1学期時のD・E判定は気にせず、目標に近づく努力を重ねましょう。この時期はまだ浪人生が強く、良い判定は出ません。現役生は秋以降に急激に学力が伸びるので、そのときを信じてがんばりましょう。
(H君)夏休み中の大学別「実戦模試」は、実際の受験のシミュレーションとして非常に有効です。ぜひとも受験して、各大学の出題形式に慣れ、対策をたてる材料にしてください。
(I君)模試の結果が悪いとき、いろいろと言い訳を用意する人に合格者はいませんでした。しっかりと現実を受け止め、謙虚にかつ前向きな取り組みができる人が良い結果を残しました。
(J君)自宅などで自分のペースで問題を解くのとは全く違うので、場慣れするには非常に有効です。
- 高IIIの模試について
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(A君)あまりたくさん受けると復習できないし、休日の勉強時間がとられてしまいます。大学別の判定模試はよかったです。
(C君)模試は復習をした方がいいです。
(D君)とくに記述模試は対策をとってから受験しました。
(E君)模試を目標に勉強しました。数学は受けたその日と、答案が返ってきたときに復習しました。
- Q7.塾や予備校について
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(A君)いっさい行きませんでした。学校の勉強をしっかりしておけば、京阪神に行けます。
(C君)自習室を利用するために行きましたが、やはり自分で勉強する方がよかったです。
(E君)言われないとやらないタイプなので通いました。自習室がよかったです。講座を取りすぎるのはよくないです。
(F君)塾、予備校は情報源でした。医学部の面接の情報も豊富でした。
(G君)たくさん受講しすぎると受け身になるだけなので、講座はよく選んでください。せっかく授業で良いことを聞いても、それを実践する時間がなければ定着はしません。
- Q8.受験前日の過ごし方や精神状況は?
(A君)直前の3日間は普段の休日と同じように勉強していました。できるだけ、平常通りと心がけました。
(C君)前日も前々日も遊ぶくらいのつもりで、それまでに準備をしておくこと。過去問は10年分解きました。前日はかなり緊張するので、そのことを頭において過ごすといいです。
(E君)普段通り過ごすのがいいです。直前の詰め込みはよくないと思います。もう、やることはやったと思えるくらいに前もってやっておくこと。センターは1日目が終わった時点で、自己採点をしない方がいいです。
(F君)センターは緊張しました。チョコレートを持って行き、リラックスするようにしました。休み時間、周りの会話が耳に入らないように、音楽を聴くのもいいと思います。模試の時から、本番と同じチョコレート、同じ音楽を聴いていました。
- Q9.後輩の皆さんへ
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(A君)自分の出来ていない所を目に見える形にすることです。ミスに対して自分に言い訳をすると同じミスをします。そのミスを受け入れて、何も見ずに出来るようになるまでします。目標を持って、モチベーションを上げると勉強が身に付きます。自分の意思で勉強しましょう。
(B君)これで落ちたらしかたないと納得いくまで頑張りました。自分で考えた通り最後までしました。英作は構文を覚えるといいです。理科の重要問題集は5、6回やりました。
(C君)当たり前ですが、授業中は起きることです。家で出来ないし、しないから、100%授業中に理解することを心がけましょう。
(D君)「あとでやろう」は、絶対しません。あまり悲観的にならず、プラス思考でいくことです。自分を信じて頑張りましょう。数学は慣れが必要です。いっぱい解いて数をこなすことです。理科は興味を持って勉強するとよく伸びます。化学は有機の構造決定が大事です。地理は理系的要素が多いです。選択科目は面白いと思う科目を選ぶといいと思います。
(E君)勉強は基本的にみんな嫌いです。それを頑張って合格するとすごく嬉しいので妥協せずにやって欲しいです。行きたくないと思う大学に行くくらいなら、行かない方がいいと思います。行きたい大学に向けて妥協せずに頑張ること。合格した時の喜びはすごい。人生で一番嬉しかったです。数学は定期試験で力を付けていきました。国語、地理は学校まかせです。
(F君)「連続性」。何でも同じこと、同じものを続ける人は強いと思います。繰り返しは単調ではありません。反復は楽しいものです。医学部に求められていることは、真面目さです。真面目な人がしそうなことをするといいと思います。医学部を本気で志望するなら、模試の志望校欄に医学部以外書かないこと。自分の頭で考える力を付けるため、答えをすぐ見るのではなく、時間をかけたて自力で解きましょう。英語はリスニングをたくさんやりました。理科は高Ⅲの夏から頑張ろうとしても、物理、化学の片方しかできません。
(G君)自分自身がどこまでがんばれるかを知ることができるチャンスだと思います。なりたい自分になるための修行の時間でした。それだけに、いかに誘惑に打ち勝つかが勝負の分かれ目です。少しずつの誘惑に負け続けると、結果として大きな差になって表れてくると思います。
(H君)つらい勉強を突き抜けた先に、楽しい勉強が見えてきました。大学に入っても勉強は続きますが、やはり積極的な姿勢で学習に臨んだ方が、身につきます。
(I君)はじめは「勉強ばかりしていてもダメ」と思っていましたが、勉強していく中で、自分という人間が一回り大きくなれたように思います。受験勉強は人を育てるというのも本当だと思います。

